一般質問一覧を公開している理由

一般質問が地域と暮らしを変える。
一般質問「見える化」プロジェクト
事務局 横山 秀人
(飯舘村議会議員)

「あなたの質問でまちは変わる!」という言葉に刺激を受けた

「地方議員のための役所を動かす質問のしかた」(川本達志さん著:学陽書房)の表紙に『あたなの質問でまちは変わる!』との記載があります。
この言葉に刺激を受け、「一般質問でむらを変えよう!」と、村民の声等を聞いたり、現場を見たり、自治体の事例を調査しながら、一般質問を行っています。件数は少ないですが、実際、一般質問によって、住民サービス等が変わると、村議になって良かったと思います。

ある時、調査している内容について、他の市町村議会では、どのような一般質問や答弁が行われているのかと関心を持ち、議会だよりを読み始めました。
感じることは、「一般質問の実例(質問内容と回答等)を読めば読むほど、自分自身の一般質問の内容(質問の本質と政策提案の内容等)が的確になる。」のではないか?ということです。
それを確かめるため?、令和5年4月29日より、県内市町村の一般質問一覧の作成を始めました。

11月11日から、一般質問の一覧は、そこにお住いの方が一覧を作成した方が良い!と思い、一般質問「見える化」プロジェクトと称して、メンバーを募集し始めました。
理由は、インターン生の感想です。
「一般質問を多く目にする中で、地域の大きな課題から身近な課題など多岐に渡る課題を知ることができ、例えば社会情勢に応じた質問や地元の古くからの施設の修繕問題などの身近な課題を議会で取り扱っていることを学び、地方政治がより身近に感じることができた。またこれらの質問をまとめ一般に公開するという業務を通して、市民の皆様がより議会に関心を持つことができるようになってほしい、より現状の課題を反映した一般質問が出てきて欲しいと思うようになった。」
自分の自治体の一般質問に関心を持つことによって、議会・行政を身近に感じ、議員・行政職員との対話を通して、その自治体独自の課題解決につながって欲しいとの願いからです。
一般質問「見える化」プロジェクト 一覧作成メンバー募集中!

県内市町村の一般質問と答弁は、共有したほうが良い!

一般質問一覧を作り始めて思ったことは、私のように他の仕事をしている(しなければならない)議員にとって、調査する時間を十分に取れない悩みがあるよなぁ・・・ということ。
せっかく一覧を作るのであれば、「各市町村議会の質問内容と答弁を、議員同士共有したほうが、住民が安心して暮らすことができる政策議論に”より”つながる。」と思い、一般質問一覧(検索用)ホームぺージを、インターン生(都内大学生)と一緒に作りはじめました。
情報源は、各市町村の議会だよりです。議会だよりの紙面の都合で、すべての一般質問が記載されていない可能性があることをご了承ください。

地方議会・地方行政に関心を持つきっかけ・・・になったら良いな

地方議会・地方行政に関心を持っている大学生のインターンシップの場として、当HPの制作を手伝っていただいています。大学生の就労体験の場だけでなく、これから地方議員を目指す方にも役立つと良いなと思っています。

地元新聞社から取材のあった「インターン生(都内大学生)への質問と回答」

インターンを通じて、地方政治への関心はどう変化しましたか?

一般質問を多く目にする中で、地域の大きな課題から身近な課題など多岐に渡る課題を知ることができ、例えば社会情勢に応じた質問や地元の古くからの施設の修繕問題などの身近な課題を議会で取り扱っていることを学び、地方政治がより身近に感じることができた。またこれらの質問をまとめ一般に公開するという業務を通して、市民の皆様がより議会に関心を持つことができるようになってほしい、より現状の課題を反映した一般質問が出てきて欲しいと思うようになった。
これらの活動を通して、一般質問等、地方議員との交流や地方政治に関心を持つことを通して私たち市民が政治に関わっていけるということを学ぶことができ、地方政治への期待や関心がより一層前向きに変化していったと思う。

(2023.7.02 回答)